| 高知県在住の歌手、美山 香（みやま かおり）さんが、 キングレコードから、「未練かんざし」という曲を発表しています。 南国土佐の高知県を代表する歌としては、「よさこい節」があり、 「坊ぉさぁん、かんんざぁしぃ 買うをみぃた。 よーさぁこぉーい、よさぁーこぉーい。」と、 いう部分の歌詞は、誰もが知っています。 歌詞の由来としては、五台山竹林寺の僧であった純信がお馬にプレゼント するために、はりまや橋でかんざしを買ったということが定説となっています。 ところが、はりまや橋でかんざしを買ったのは、純信ではなく、純信から指導を受けていた 慶禅（けいぜん）という修行僧であった、との資料に基づく異説があったのです。 その異説の概要は、次のとおりです。 高知県西部、大月町柏島出身の慶禅と、お馬は恋人同士であったが、 やがて、お馬が純信に心を寄せるようになったそうです。 慶禅は、お馬の気持ちを自分の方に引き戻すために、はりまや橋で かんざしを買ったのですが、結局、お馬の心を引き留めることもできないままに、 さみしく柏島に帰り、僧として一生を暮らしたそうです。 この異説を知った歌手、美山 香さん（本名、竹邑満子さん）は、早速調査の上で、 自ら作詩を行い、作曲・編曲の五代香蘭さんと協力して「未練かんざし」を 完成させています。 この曲の、メインフレーズは、 「土佐の高知の はりまや橋で かんざし買（こ）うたは 私です」と、いう部分で、 慶禅の、せつない情景がよく表れていますので、是非お聞きください。 ＣＤは、高知県高知市はりまや町1丁目4-18の、  小松レコード本店（TEL 088-882-3481）で販売中です。 問合せ先は、竹邑企画（ TEL 0889-22-4463）です。 |
