先日は、不用となったバックの牛革部分を有効利用して
カードケースを製作しましたが、このたびはその改良版を製作することにしました。
改良点としては、
１ 外側の革となるトコ面は、「トコフィニッシュ」でしっかりと処理をすること。
２ 下穴の菱目打ちは、直角を意識して打つこと。
３ 下穴は、大きくしないこと。
４ 手縫いの糸は、目立たない黒色とすること。
４ コバの仕上げは、水性エナメル塗料を使わず「トコフィニッシュ」で丁寧に仕上げる。
です。
デザインは前回と同じで外側が黒、
仕切り部分が赤色と青色のカードホルダーをそれぞれ１個ずつ作ります。
カードホルダーの外側となる牛革です。
カットの前に、トコ面（革の裏面）をトコフィニッシュで処理して堅く引き締めておきます。
続いて、型紙に合わせて４枚切り出してから、
Ｖ字部分と長方形の窓の部分を打ち抜き刃物で打ち抜きました。
そして、打ち抜いたところのコバ（端の部分）をトコフィニッシュで滑らかになるよう処理します。
接着する部分を鉋で削って薄くしておきます。
接着剤（ボンド、Ｇクリヤー）塗り、少し乾かしてから圧着します。
接着部分が乾燥したので、「へり落とし」でコバのへりを削り取りました。
続いて手縫い作業ですが、縫い目が目立たぬように革と同色の黒糸にしました。
手縫いが終わり、ミンクオイルで革のメンテナンスをして完成です。(2020.04.19)
2020(R02).04.20 UP
