ずいぶん昔に乗っていた懐かしいミニバイクが出てきました。
そのミニバイクは、昭和50年頃にテレビコマーシャルで
女優のソフィア・ローレンがミニバイクに乗って、
「ラッタッタ、ラッタッタ、ラッタッター」と流れる
軽快な曲にあわせて走っていくシーンを思い出すことと思いますが、
そのコマーシャルの、ホンダ、「ｒｏｏｄｐａｌ(ロードパル)」というミニバイクです。
人によっては、バイク名を「ロードパル」と呼ばずに、
「ラッタッタ」という人が多いようです。 私も、その一人です。
当時、私はマイカー通勤をしていましたが、交通渋滞で会社に遅刻することがあったので
渋滞なく走れるミニバイクを購入したのでした。
ミニバイクでの通勤は晴れの日だけで、雨の日はマイカーで早く家を出ていました。
ちなみに、当時の給料(４、５万円？)は忘れましたが、このミニバイクの定価 29,800円で、
知人が紹介してくれたバイク屋さんで購入したことでした。
以上、自分の懐かしい思いでをたくさん書きましたが、
この「ラッタッタ」を友人のＥ，Ｇさんが再生させて乗ってくれることになりました。
再生状況については、各部の点検をしたところ、
最初にゴム製の燃料ホースと燃料コックがダメであることが判ったので、
すぐに部品を注文しましたが、部品はなかなか届かなかったそうです。
その間にキャブレターや点火ポイントの分解掃除を済ませてから
タイヤ、バッテリー、点火プラグの消耗品を交換して待っていたそうです。
首を長くして待っていた燃料コックが到着したので、
燃料コックの交換をしてから燃料タンクにガソリンを入れて
しばらく調整をしたところ、見事にエンジンが起動したそうです。
車両のナンバー登録については、廃車証明書がなかったのですが
市役所の担当者からの指示事項の対応をしたそうです。
そんなことで、めでたく４５年間の眠りから、「ラッタッタ」が蘇りました。
蘇った「ラッタッタ」を私に見せてくれるということで、
Ｅ，Ｇさんが、わざわざ香川県から高知県に運んできてくれました。
長い眠りから蘇った、ホンダの「ｒｏｏｄｐａｌ(ロードパル)」です。
当時の姿そのままで、きれいです。
５０ｃｃ、２サイクルエンジン付近の様子です。
後部の燃料タンクの付近の様子です。
ビニールレザーのシートの劣化もなくきれいでした。
白いギヤボックスやその他の様子です。
エンジンの起動は、キックレバーを数回踏んで、
ゼンマイバネの力でエンジンを回します。
ライトやハンドル周りの様子です。
スピードメーターの目盛りは、５０ｋｍ/ｈまでです。
実際にエンジンをかけて試乗させていただきましたが、
当時のままで、性能の低下等は皆無でした。
アイドリングも安定しており、エンジンは快調でした。
Ｅ，Ｇさんは、別にもバイクを保有されていますが、このバイクに乗っていると、
「皆さんから、何というパイクですか。」などとよく声をかけられるとのことでした。
また、「アクセルをひねって速度を上げると、結構白煙が出ます。」とのことでした。
「これからも、ずっーと大事に乗ってください。」
2020(R02).08.06 UP
