知人からの依頼を受け、スマホケースを製作しました。
知人からは、緑色の革で作ってほしいとの要望があり、知人と共に探していたところ、
本人がお気に入りのカーキ色の革を見つけてきたので、製作に着手しました。
知人から提供を受けた、カーキ色の革と、透明ケースです。
縫い糸の色を決めるための、サンプルを作りました。
上から、
１ ＃２０、白色
２ ＃８、深緑色
３ ＃８、焦げ茶色
４ ＃２０、赤色
５ ＃２０、青色
６ ＃２０、薄茶色 です。
検討した結果、３の 「＃８、焦げ茶色」となりました。
その他の要望としては、シンプルな仕上がりにしたいとのことで、
「ケースの表紙面を留めるマグネット機構は不要」、
「カメラ用窓以外の受話口や充電・着信等用の穴明けは不要」
ということになりました。
本体部の革の床打ち、カメラ部の穴明け及びカットと、
表紙の裏地となる革の準備ができました。
本体部と裏地の革の準備が整い、
これからミシン縫いの工程に入ります。
ミシン縫いが終わりました。
ステッチは、全周に入れてほしいとの要望がありました。
ミシン縫い後、コバの処理を行いました。
コバ処理の終わった本体の革と透明ケースを合体させて完成です。
透明ケースとスマホケース本体（革）の合体は、ボンドＧ１７接着剤で行いました。
接着力を強化させるために、透明ケースと革の部分にキズを入れています。
完成したスマホケースは、ミンクオイルでメンテナンスをしました。
完成したスマホケースの表（表紙）側です。
スマホケースの裏側です。
ケースを開いた様子です。
カメラの関係からか、色が忠実に再現されていませんが、
カーキ色の革に焦げ茶色の＃８糸のステッチが入っています。
手触りのいいスマホケースが完成しましたが、
はたして、気に入って貰えるでしょうか？。
2020(R02).09.27 UP
【追記】 2020.9.28
こちらから郵送したスマホケースを受け取ったM、H様からメールがあり、
ケースにスマホを装着した写真が添付されて来ました。
文面から、一応気に入ってくれたものと想像でき、ホッ！としました。
添付されてきた、スマホを装着した写真
また、製作上のアドバイスもいただき、大変勉強になりました。
M、H様、今後ともよろしくお願いいたします。
2020(R02).09.29 UP