私の姉から、「日頃お世話になっている知人のお孫様の就職が決まったので、
お祝いとしてレザークラフトの何かをプレゼントしたい。」との相談を受けました。
話によると、知人は二人おいでて就職が決まっているお孫様は二人とも男性とのことでした。
就職祝いということなので、新社会人として日常的に使える物がいいのではと思った事でしたが
何しろ自分はまだまだ未熟で、プレゼント用として人様に差し上げられるほどの技量がありません。
しかし姉から、「気心が解っている人なので、全然構わない。」ということでしたので、
恥を忍び、勉強にもなると思って製作にチャレンジすることにしました。
早速システム手帳の金具について調べたところ、
クラウゼというドイツ製の高級な金具を見つけました。
金メッキが施されていてクラウゼのロゴが彫刻されていますが非常に高価でした。
現在の自分のレザークラフトの技量では、
ドイツ製の高級な金具とのバランスが取れないので、
隣国製のニッケルメッキの物をネット注文しました。
使用する革は、先日県外から調達してきたものを使うことにしました。
この黒色の革で製作することにしました。 2020.09.30
何とかシステム手帳２個分の革を切り出すことが出来ました。
注文していたリング金具と、マグネットホックが到着しました。 2020.10.01
システム手帳の金具を取り付ける台となる革です。
縫い付けている両側の細長い革片は、
リング金具が表紙と裏表紙に直接当たらないように傷からガードするものです。
背表紙に表表紙と裏表紙を縫い付けました。 上下、計２セット分です。
リングの内径が１９ｍｍのバイブルサイズの６穴金具と、両カシメです。
リング金具と、金具を取り付ける台となる革を両カシメて留めました。
何とか金具を取り付けるところまで出来たので、
完成できる目途がつきました。
そこで、金具も残っていて革もあるので
もう１個追加してシステム手帳を作ることにしました。
茶色の革を切り出して、１個追加製作することにしました。 2020.10.03
表表紙に、直径１４ｍｍのマグネットホックを取り付けました。
マグネットホックの取付に続いては、表表紙の裏の部分に、
小物ポケット部とペン留め部の付いた革片を縫い付けます。
縫いつけが終わると、次はコーナーにRを付けてからコバ面を磨くと完成です。
完成した黒のシステム手帳の表側です。 2020.10.06
裏側の様子です。
システム手帳の内側です。
おもて表紙と裏表紙の内側にチケット類が収納可能です。
ペンとバイブルサイズの６穴用紙を装着してみました。
完成した茶色の革のシステム手帳です。
表紙の上部に黒いしみ？があり、気になります。
裏側の様子です。
茶色い革のシステム手帳の内部の様子です。
2020(R02).10.07 UP
2020.10.06 レザークラフトで名刺入れを製作
名刺入れは、黒色の革がなくなったのでブルーの革で製作しました。
以前に製作した物と同じタイプの名刺入れを作ることにしました。
ブルーの革で作った名刺入れです。 2020.10.06
光の加減でかなり白く写っています。
名刺内部の様子です。
以上で、「システム手帳」、「ペンケース」、「名刺入れ」の３点セットが出来ましたが
はたして、２人のお孫さん達は愛用してくれるでしょうか。
心配です。
2020(R02).10.07 UP